

■半立体ちぎり絵の菊花
■実施日時 平成21年9月29日(水)13:15~14:45
■担当・報告者:山崎
■アートコミュニケーター:長石、山崎
■ボランティア:なし
■施設参加者 13人(女性13人、男性0人)
■材料 (ひとり分)
①色紙(18cm×21cmのもの)、
②和紙(天狗紙 小豆色7cm四方のもの1枚、ピンク7cm四方のもの3枚、白7cm四方のもの1枚、緑2cm巾×紙の縦に裂いたもの2枚、黄色2cm巾×紙の縦に裂いたもの1枚
③芭蕉の俳句「菊の香や奈良には古き仏達」を、和紙にプリントアウトしたもの
④スティックのり
■活動記録■
○童謡「虫の声」の合唱から入り、百人一首の「秋きぬと目にはさやかに見えねども・・・」などの話題も盛り込みながら、季節が夏から秋への変わり目のときであることなどを、話題にする。
○秋の花のということで、今日のテーマが菊であることを伝える。
○和紙にプリントアウトした芭蕉の俳句「菊の香や奈良には古き仏達」を、句の部分だけ残すように、手で千切って切り抜く。
○それを、色紙に貼っていただくが、貼る位置は、好みでよい。
○あらかじめ7cm四方に千切っておいた和紙を、さらに、角をとるように千切って、丸くする。これが、菊の花になる。
○芭蕉の句を貼った色紙の好みの位置に、直径5mmほどスティックのりをつけ、小豆色の和紙の中心だけを貼り付け、周りはひらひらさせておく。
○さらに、ピンク3枚、白1枚を同様に中心のみにのりをつけて貼り重ねる。
○ 黄色い和紙を、指に絡めて丸めたものを、花芯に見立てて花の中央につける
○縦に裂いた緑の和紙を、ねじって菊の茎のように細くし、花に添える。
○残りの緑の和紙を2~3cm前後にちぎり、葉に見立てて左右同じ位置につける

○残った和紙を、画面全体のバランスを見ながら適宜散らす。
○最後に、花を手で一度丸めてから、指でほぐすと、花の自然な表情や開き加減が表現できる。
■考察■
○天狗紙は、貼るだけで味わいがで、手でくしゃくしゃにして開いたときに花の感じが良く表現できる。また、出来上がりの効果以上に、触ったときの感触のよさが喜ばれた。
○小豆色を一番下に貼るのは、花の陰の部分を表現するため、一番上に白を貼るのは、光を受けて、一番明るくなっている様子を表現するためということは、一応お伝えするが、別に、お好みでどんな順序で貼ってもかまわない。